BARTON PERREIRA

     ――クラシックを革新技術とモダンデザインで昇華する――

Bill Barton(ビル・バートン)氏、そしてPatty Perreira(パティ・ペレイラ)氏。ともにクラシックムーヴメントの最重要人物である二人が過去のアイコニックなフレームデザインに敬意を払い、現在と未来へとアイウェアの歴史を紡ぐべく2007年に立ち上げたブランド、Barton Perreira(バートン ペレイラ)。

革新技術を伴うツイストの効いたユニークなデザインフローはクラシック=懐古主義ではなく、明確に現代のラグジュアリズムを示唆している。V MAGAZINE JAPANは創刊1号から同ブランドの最深部に触れ、以降親交を深めてきた。その彼らがブランド設立10周年を迎え、VOS TOKYOに出展する。

 

Barton Perreiraはブランドスタートから唯一無二のデザインと非常に完成度の高いクラフトマンシップを掲げ、今やアメリカ国内で47州、欧州や日本を含め56の国に進出。インディペンデントなブランドでありながらニューヨーク、アスペン、ナッシュビル、カンザスシティに旗艦店を構えるほどの急成長を遂げている。「僕たちが初の10周年を迎えることができて、本当に感謝しています。そして次の10年間に、いったい何が起こるんだろう? と、今からすでにワクワクしていますよ。僕たちはアイウェア産業を前進させる新しいアイデアやデザインで新鮮さを表現することに、これからも尽力していくつもりです」と、Barton氏は10周年に際して、こう抱負を語った。

一方、デザイナーのPerreira氏は、今回の10周年コレクションについて「私はアイウェア史のアーカイヴに凝縮された、豊かな歴史に敬意を表したかったんです。過去10年間、私たちはふたたび出会いたい(掛けたい)過去の象徴的なスタイルを現代に再構築してきました。今またデザイナーとしての私を鼓舞し、挑戦させ、想像させてくれる新しい技術が開発され、デザインの進化を加速させてくれました。そのディテールは、今季発表する私たちの“クラシックフレームの再解釈”に垣間見ることができます」とコメントを寄せる。

 

――10年という節目にふさわしいコレクション――

ブランドの節目となる10周年に発表されたコレクションは、20世紀のアイウェア史を彩ってきた過去のデザインをベースとし、Perreira氏が世界中を旅する中で拾い集めてきたインスピレーション――ファンタジー、ロマンティック、ノスタルジーのエッセンスを封じ込めたもの。目元を華やかに、そして妖艶に見せるスネークパターンや氏が第二の故郷とするジャマイカを連想させるカラーなどを七宝で表現。美しく輝くアセテートとリッチなカラーのメタルパーツが織りなす贅沢なコレクションで構成されている。さらに10周年を記念し、目元にダイヤモンドを散りばめた特別なピースも登場。クラシックとモダニズム、伝統技術と最新技術が交錯するブランドのブレない姿勢。10年間の集大成を来たる4月10,11日のVOS TOKYOで体感してほしい。

 

 

デザイナーのパティ・ペレイラ氏が愛してやまないジャマイカでの休暇を
ラスタカラーの七宝や立体的なコンストラクションで表現した“ARLEQUIN”
10周年を記念して発表されたエクスクルーシブなダイヤモンドフレーム。
新作の“FORTUNA”をベースに、目元に煌びやかなダイヤモンドをあしらった。

 

 

 

 

Writing:H.Jitsukawa

 

 

 

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